HWは、SPS技術の課題である試料内の温度ム ラを解決するために弊社が開発したオリジナル 技術です。チャンバー内にヒーターを設置する ことにより試料からの放熱を防ぎます。
左下の表は、Φ30黒鉛製のダイス表面温度と 試料中心部の温度差を示したものです。この時、 黒鉛型には鉄の粉末を充填しています。HW無で 黒鉛型を加熱をした場合、ダイス表面が1000°C の時、試料中心部との温度差は約180°Cです。一 方、HW有で黒鉛型を加熱をした場合、ダイス 表面が1000°Cの時、試料中心部との温度差は約 30°Cであり、HW無と比較して非常に小さくなっ ていることがわかります。
②ダイスの表面温度(°C) | 試料中心部(°C) | 温度差(°C) | ||
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①HW有 | ③HW無 | HW有①-② | HW無③-② | |
100 | 91 | 115 | -9 | 15 |
200 | 204 | 225 | 4 | 25 |
400 | 415 | 449 | 15 | 49 |
600 | 616 | 678 | 16 | 78 |
800 | 821 | 929 | 21 | 129 |
1000 | 1029 | 1181 | 29 | 181 |
ダイス温度、ホットウォール温度、荷重、電流、電圧、変位、変位率、真空度などのデータを取得するシステムです。特に、弊社オリジナルのナビウェーブシステムは、上記パラメータをPCにグラフとして表示し、保存することができます。
焼結装置向けに開発されたコンパクトで低騒音高効率な直流電源です。パルス幅制御を行っております。並列運転が可能なので、既存の装置に増設し電源容量を増やすことが可能です。増設することにより、焼結可能温度の上昇や試料サイズの増加が可能となります。その他装置の設備の変更が必要な場合がありますので、ご相談下さい。
焼結後、黒鉛型や金属型から試料を抜出す際に使用する装置です。卓上タイプの小型の抜出装置からφ200の大型の焼結体の抜出が可能な大型の抜出装置を用意しております。専用の抜出治具も取り扱っております。焼結前の仮成形体作製にも使用できます。
ロータリーポンプ、メカニカルブースターポンプ、拡散ポンプおよびこれらを装置へつなぐ配管や架台の設計を行います。さらには制御盤にて遠隔操作可能なシステムを付けることも可能です。設置面積やその他要望に合わせた設計を行います。
焼結後のダイス・パンチを含む型一式を抜出治具にセットし、プレスをすることにより試料を取り出します。この治具を使用することにより、試料を破損させることなくスムーズに簡単に試料を取り出せます。試料を上下から抑え込みながらの抜出も可能です。ご使用の試料サイズに合わせた抜出治具の設計も行っております。
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